104 山内 様

104 山内 様

私達は、顔も名前も知らなかった、このご先祖の人達が確かに存在していた事の証しなのだと思いました。家系図は、今生きている人が自分の存在を見つめなおすとてもいいきっかけだと私は思います。
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家系図を受け取ったお客様の声
私が家系図を作りたいと思ったのは、自分の戸籍抄本を見た時に、生まれた日だけでなく届けを提出した日も載っていたので、その幾日間に名前を考え、そしてようやく届けを出しに行く父の姿を想像できたことによって、私に関わるそれぞれの家系の、色々な歴史にも触れてみたくなったのがきっかけでした。
その頃、私の父に命の限りがある事を知らされており、私のもとに届けられるであろう家系図の、戸籍の中の父が、まだ生きている状態であって欲しいと願い、今しかないと決断しました。私の話を聞いていただいた担当の方には、本当に無理なお願いを聞いていただき、感謝しています。校正、校正を何度も繰り返してくださって、ようやく出来上がり『本日お送り致しました』というメールが送られているのを見たのは、なんと父の告別式を終えて帰って来た日の夜でした。それがとても感慨深く思えました。
葬儀や、その後の会食で、私が初めて見た親戚の人達や、遠い昔に会った記憶のある人達について、あとから母と届いた家系図を見ながら、話に花が咲きました。
父の死はとても悲しいものでしたが、家系図を見ながらの昔話に、父を無事見送った満足感を感じている自分がそこにありました。
私達は、顔も名前も知らなかった、この先祖の人達が確かに存在していた事の証しなのだと思いました。家系図は今生きている人が自分の存在を見つめなおすとてもいいきっかけだと私は思います。
最後に家系図作成に関わってくださった方々に、心よりお礼申し上げます。

山内様
ご感想有難うございます。
お父様がご存命のうちに家系図をお届けすることが出来なかったことが残念でなりません。
また、山内様が大変な時期に私共にお気遣い頂いたことに大変感謝致します。
僭越ながら、お父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。