徳川家の家系図
徳川家康
家康は約150年続いた戦国時代を終焉させ、その後265年にも及ぶ平和な世の中の礎を築き上げた偉大な人物です。
ある人に言わせると、家康は策略家としての才能と政策家としての才能を併せ持つ、世界でも稀な政治家だそうですが、その人物評は意外と賛否が分かれているように思います。
小説やドラマで計算高い策略家の面がよく描かれているせいなのか。僕自身もあまり良い印象は持っていませんでしたが、東照宮御遺訓といわれる家康の遺訓を読んだら少しだけ家康の印象が変わりました。
「人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし、心に望み起らば困窮したるときを思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え、勝つことばかり知りて、負けることを知らざれば、害その身に至る。己を責めて人を責めるな、及ばざるは過ぎたるより勝れり。」