戸籍とは?

戸籍とは?

Q:戸籍とは?

A: 人の出生から死亡までの出来事を記録した文書です。
その出来事を証明する公的な資料として使われております。

Q:どんなことがわかる?

A: 父母の名、生年月日、出生地、婚姻者、婚姻年月日、死亡日、死亡地など、個人にとっての重要な出来事が記録されています。しかし、職業や住所は記載されておりません。

Q:どういう単位でつくられる?

A: 現在の戸籍は親と子でひとつの戸籍が作られます。子が結婚したり、孫が生まれた場合は親の戸籍から出ることになります。これは除籍と呼ばれます。

ちなみに古い戸籍では、現在戸籍と単位が違います。昔は親と子だけではなく、一族のほとんどが同じ戸籍に入っていました。これは家系図を作るという意味では好都合なことです。同じ戸籍に一族のほとんどが入っているのですから、色々なご先祖様が判明するということになります。

Q:戸籍をたどるとは?

A: 戸籍は、一人分でも期間によって複数に分かれております。戸籍をたどるとは、分かれている戸籍をつなげながら、ひとつひとつ古い戸籍を取っていくことです。

ワンポイント!

戸籍特有のルールの一つに、新しい戸籍が作られる際、その前に除籍された人や解消された関係は記載を省かれるというものがあります。
例えば、新しい戸籍が作られる時点で、出生したお子さんが幼くして亡くなっている場合は、新しい戸籍にはそのお子さんのことが記載されません。このルールが原因で、3人兄弟のはずが、実は5人兄弟だったというようなことも起こるのです。ひとつひとつ古い戸籍を取得していけば、このような心配も必要ありません。

Q:誰の戸籍でも取れるの?

A: 戸籍には、生年月日や死亡日のほか、親子関係、養子縁組、婚姻、離婚など身分関係の変遷が記載されております。これらはいわゆる個人情報です。よって、誰の戸籍でも取得できる訳ではありません。 他人の戸籍はもちろんのこと、親戚であっても取得できるのは、直系尊属と直系卑属の範囲内と法律で制限されております。私共も上記制限内で戸籍調査を行っております。

戸籍調査の範囲

取得は直系尊属と直系卑属のみ!

直系とは、自分から親子関係で続いている人々のことを言います。対して、傍系とは血はつながっているが、親子関係で結ばれていない人々のことを言います。また、自分より上の世代が尊属、下の世代が卑属です。右図の点線で囲んでいる人達が傍系にあたります。よって、たとえ兄弟姉妹であっても戸籍が別々の場合は、勝手に戸籍を取得できないのです。